犬の白内障はどうすれば治るの?

犬の白内障はどうすれば治るのでしょうか。人間と同じような治療が犬の場合もできるのでしょうか。また、費用がどれくらい必要なのかなど、犬を飼っている人は気になるところではないしょうか。

犬の白内障治療は、やはり人間と同様に「内科療法」と「外科的療法」があります。しかし、一般的に内科的治療法すなわち点眼薬などによる療法は。白内障の初期に進行を遅らせることしかできません。つまり、白内障を治したり、視力を回復させることはできないとされています。ただ、最近になって欧米では、白内障に効果のある点眼薬が開発され、話題となっています。

白内障を治すには、やはり外科的療法、すなわち手術が必要になってきます。もちろん、費用もかかりますし、病気が進行してしまい、完全に治すことができないケースなどでは、手術をあきらめる飼い主も多いようです。ただ、若年性白内障の場合は、手術してあげないと、やはりかわいそうですし、失明してしまった犬の世話も大変だと思います。

では、白内障手術とはどのように行うのでしょう。まず白内障は水晶体が濁る病気ですから、この濁った水晶体を処置しなければなりません。そこで、濁った水晶体を超音波の振動で細かく砕き吸引します。その後に眼内レンズを水晶体の代わりに挿入します。これが現在一般的に行われている白内障手術で、人間の場合とほとんど同じですね。また、近年超音波の手術装置などが進歩し、より簡単で負担の少ない手術が可能となっているようです。

このように白内障の手術そのものは比較的簡単で、成功率の高いものですが、犬の場合人間とちがって、すべての犬が白内障手術を受けられるわけではありません。白内障手術を成功させるためには犬の協力だったり、飼い主の協力や理解が必要となるようです。

飼い主の協力としては、たとえば、きちんと手術後に家で点眼ができるか、薬を飲ませることができるかなどがポイントになってきます。また、手術後の定期的な検査も必要になってきます。また、犬の協力ということでは、手術前後に必要な点眼や内服投与が必要になってくるので、臆病で触られることを嫌がる犬や、気性が荒い犬などは難しくなります。

 

 

犬の白内障の原因

白内障は目の疾患の一つで、水晶体が白や茶褐色ににごり、物がかすんだりぼやけて見えたりするようになる病気で、最後は明暗しかわからなくなります。これは水晶体を構成する蛋白質であるクリスタリンの分子が変質してしまうことによって起こるとされています。

ところで、白内障は犬も人間と同様になります。その主な原因は、人間同様加齢によるものが多いのですが、犬の場合、遺伝によるものも多いようです。老年性白内障の場合、犬の老化というのは六、七歳頃から始まるようです。早ければ五歳頃から始まる場合もあります。水晶体が白く濁っていくと、角膜や網膜など、その周辺にも白濁が広がっていきます。

遺伝性によるものが原因白内障になる場合は、一歳から二歳頃発症します。遺伝性で多いのは、進行性網膜萎縮という病気が原因で、それに併発して白内障が起こるケースです。進行性網膜萎縮は、遺伝性の病気なので、予防するのことができません。進行性網膜萎縮は、網膜にある光を受容する部分に異常が生じ、徐々に網膜が萎縮していきます。網膜が萎縮するので、暗いところで目が見えにくくなります。通常犬は夜も人間よりはるかによく目が見えますので、夕暮れや夜間に散歩をすると、不安そうな様子をしたり、物につまずいたりするなら、目が見えにくくなっていると疑わなければなりません。そして、この進行性網膜萎縮が原因で、白内障を併発する場合もあるのです。このような白内障の場合、水晶体そのものではなく、前嚢と後嚢のすぐ下あたりが白濁し、のち水晶体の皮質に白濁が広がっていくようです。

犬種的に、この進行性網膜萎縮から白内障を併発しやすい犬としては、ラブラドール・レトリーバー、アイリッシュ・セッター、コリー、シェルティ(シェットランド・シープドッグ)、ミニチュア・プードルなどに多いことがわかっています。

また、この他の白内障原因としては、糖尿病の原因白内障になる場合や、アトピー性皮膚炎から白内障を併発するケースもあるようです。これらの場合は、もとの病気を治療することが先決問題となります。

犬の白内障の症状

白内障というのは、見た目には、水晶体が徐々に白く濁ってくる病気ですが、水晶体というのは、眼球のなかで光を通し、焦点を合わすレンズのような役割をしている器官ですから、この水晶体が白く濁ってくると、眼がかすみだし、焦点が合わなくなってくるので視覚がぼやけて、物が見えなくなっていきます。

犬の白内障の場合難しいのは、人の場合なら、目がかすんだり、ぼやけたりなどの自覚症状で、これはおかしいと気づきます。しかし犬の場合は、自分で飼い主に目がおかしいと訴えることができません。また、犬は嗅覚が優れているので、勝手を知った自宅や散歩道なら、多少見えにくくなっていても、物にぶつかることもなく、意外にスイスイと歩いてしまうので、余計に病気の発見に遅れてしまうことが多いようです。ですので、飼い主が、最近、何だか階段の上り下りが下手になったとか、よく溝に落ちるとか、視力の低下を察知して動物病院に連れてこられるころには、かなり悪化してしまっている場合が多いようです。

そこで、飼い主は犬の白内障にかかると、どのような症状がみられるのかを知り、注意している必要があります。では、飼い主が注意するべき犬の白内障の症状のポイントをあげてみましょう。

1 歩行困難

白内障になると、目がぼやけ、視力が低下しますので、それによって歩行が困難になってきます。なんとなく、歩き方がぎこちなくなったり、よく物にぶつかったり、あるいは、階段などの段差につまずいたりします。白内障の早期発見のためにも、散歩の度に、歩き方をチェックする習慣を身に着けたいものです。そしてもしも、いつもと歩き方が違うなと気づたら、年のせいかななどと軽く考えないで、白内障を疑ってみましょう。早期発見ができれば治療もできますが、治療が遅れると、失明してしまう可能性が高くなるからです。

2 散歩を嫌がる、動かなくなる

視界がはっきりしなくなるので、散歩に行くのを嫌がったりするようになります。犬にとって散歩は何より大好きな行動です。その散歩を嫌がるということは、明らかに調子がおかしいのかなと気づくと思います。もし風邪であれば、治ればまた元気に散歩に行くでしょうが、何日たっても散歩を行きたがらないということであれば、動物病院で調べてもらうのが良いでしょう。なた同じ理由で、動かなくなったり、いつも寝てばかりいるようになっても動物病院に連れて行ってみると良いでしょう。ケガや内臓の病気かと思ったら、目に問題があったと判明することも多いのです。しかし、その時点では、相当病気が進行してしまっている可能性があります。手術を行うことで改善できる場合もありますが、進行を止める程度にしか効果を期待できないケースもあります。

このように犬は自ら様子がおかしいと感じても主張できないので、飼い主がいつも注意してみているということ、そして少しでもおかしいと気づいたら、すぐに動物病院につれていってあげるということが大切なのです。

犬が白内障になる原因

犬も人間と同様に白内障になります。その主な原因は、これまた人間同様加齢によるもので、老年性白内障と言います。犬の場合、六、七歳頃から老化が始まります。早ければ五歳頃から始まる場合もあります。老化が進むと、水晶体の中心部の「核」が硬くなって、白く濁ってきます。これは酸化を抑えるカルノシンという物質が年齢とともに減少し、水晶体の酸化がすすんでしまうことが原因のようです。

水晶体が白く濁っていくと、その周辺の皮質も硬化して、どんどん白濁が広がっていったり水晶体の前部にある虹彩にも炎症がおき、角膜まで白濁していきます。このまま放置し続けると、水晶体はやがて光を透過しなくなり、網膜の視細胞も大きなダメージを受けます。つまり失明状態となってしまいます。

老年性白内障に対し、若年性白内障というのもあります。こちらの原因は、主に遺伝性の病気によることが多いようです。一歳、二歳未満の犬に、遺伝性による病気で進行性網膜萎縮という網膜疾患になる犬があります。進行性網膜萎縮病にかかると、その多くは白内障も併発してしまいます。犬種的には、ミニチュアシュナウザーやプードルなどにめだつようです。若年性白内障の場合は、水晶体そのものではなく、前後から包むふくろである前嚢と後嚢のすぐ下あたりが白濁し、のち水晶体の皮質に白濁が広がっていくようです。

また、糖尿病の原因白内障になる場合や、近年では、アトピー性皮膚炎から白内障を併発するケースも出てきているようです。これらの場合は、もとの病気を治療することが先決問題となります。

 

犬の眼の病気

犬も眼の病気になります。特に目が飛び出ているシーズやペキニーズなどに多いようです。犬は嗅覚が非常にすぐれているので、たとえ失明したとして、慣れている場所では、ぶつかることもなく自然で、飼い主が犬の失明に気づかないこともあるそうです。では、犬がかかりやすい代表的な目の病気をいくつかあげてみましょう。

 

 眼瞼内反症・外反症

眼瞼内反症は、まぶたが内側に反転してしまう病気で、眼瞼外反症は逆にまぶたが外側にめくれてしまう病気です。前者はチャウチャウやアイリッシュ・セッターなどの犬種に多く、まぶたやまつげが角膜にあたり、角膜炎や角膜潰瘍を引き起こすことがあります。また、後者はビーグルやブルドッグ、セント・バーナードなど、顔の皮膚がたるんでいる犬種に多く、結膜の一部が露出した状態になります。これらの病気は、一般に手術によって治療します。

2 涙管閉塞

涙管閉塞は、涙管が詰まってすまう病気です。いつも涙があふれ出て、涙やけを起こします。マルチーズやプードルに多くみられる病気です。治療法は、テトラサイクリンという抗生物質を長期間にわたって服用することで治します。

3  チェリーアイ

チェリーアイは瞬膜が厚くなる病気です。バセット・ハウンド、ビーグル、コッカー・スパニエルなどに見られます。治療法は、手術になりますが、完治するのは難しいようです。

4 白内障

犬も人間と同じで、高齢になると白内障にかかる確率が多くなります。白内障は水晶体が白く濁って、視力が低下し、そのまま放置し進行すると最終的に失明します。白内障治療法は、内服薬で進行を遅くし、最終的には手術になります。しかし、すべてのケースに手術が可能なわけではありません。一般的に犬の場合は、手術がうまくいくのは、発症して半年以内とされており、それ以上経過 している場合は、効果はあまり期待できなようです。したがって、早期発見が鍵となります。犬が6~7歳になったら、年に1回は眼の検査を受け、早期発見に努めましょう。特に、アフガン・ハウンド、シュナウザー、コッカー・スパニエル、プードルなどは好発犬種ですので要注意です。

5 緑内障

緑内障は眼が赤くなり、すぐに治療しなければほとんどが失明してしまう病気です。これは眼球内部にある房水と呼ばれる液体が異常に増えて、眼球内部の圧力が高くなり、そのため、視神経が圧迫され障害が引き起こしますアフガン・ハウンド、バセット・ハウンド、ビーグル、コッカー・スパニエル、プードルなどが好発犬種ですので注意が必要です。緑内障が発症すると眼が痛むので、犬は眼をつむるようになります。これがサインです。

 

以上、犬がよくかかる病気を紹介しましたが、いち早く目の病気に気づくために、飼い主の方は、ふだんから左右の眼が同じように開いているかや、眼ヤニや涙が出ていないかなど注意している必要があります。また、眼の端の結膜を見て、貧血、充血がないか、眼をつむっていななども注意しましょう。犬は声に出して言うことができませんから、注意を怠らず、早期発見を心がけることが大切だと思います。

 

犬の眼の特徴

犬は嗅覚や聴力は人間の何倍もあるということは多くの人の知るところだと思いますが、視力に関してはどうなのでしょう。見た目には、人間と同じような目に見えますので、機能的にも同じ程度なのかと思っていたのですが、どうもそうではないようです。犬種によってかなり違いがあるようなので、総じて言われていることとしてですが、以下にまとめてみました。

1 視力

気になる視力ですが、人間に比べるとあまり視力はよくないようです。人間の視力に換算すると、0.2?0.3程度のようです。めがねをかけた犬はいませんが、本当はめがねが必要な程度の視力ですね。もちろん、正確な視力検査ができるわけではないのですが、多くの犬が近視ではないかとされる理由は、犬の水晶体が人間のそれに比べて倍ほどあり、ピントを合わせる能力が弱いだろうということからのようです。ただ、動体視力、すなわち動いている物に対する反応は優れていて、わずかな動きに反応するのと、サイト・ハウンドのような猟犬は人間とほぼ同じような水晶体をもっており、遠くのものも見分けることができるようです。

2 視野

人間の視野は180度程度ですが、犬の視野は人間よりはるかに広く、250度程度までは見えるようです。これは犬の目が頭の左右についていることからも、想像できると思います。この視野の広さはもともと犬は肉食で、獲物を捕獲するために視野の広さは重要だったということのようです。

3 色の識別

犬の眼は色を識別する能力は弱いようです。これは人間のように色を楽しんだり、色の違いを見分けることをあまり必要としてこなかったからかもしれません。人間の視神経は120万本あるのに対して、犬はわずか17万本しかなく、色を錐体と呼ばれる器官が人間の10%しかないそうです。では、犬は何色が見えているのでしょう。近年の研究の結果、紫・青・黄色の三色は見分けられるようです。

4 夜の視力

犬は夜でもよく見えます。これは人間より瞳孔を大きく広げ、多くの光を取り込むことができるためです。動物は夜行性のものが多いですから、犬もそうなんんでしょうね。

5 形や色

犬の目はみんな丸くて黒いと思うかもしれませんが、実はそうではありません。丸い目のほか、卵型、三角、出目、楕円形などがあり、色も黒い瞳、青い瞳、赤い瞬膜を露呈したものなどがいます。